厚生年金について イメージ


 厚生年金は、会社の従業員や公務員が加入する公的年金です。
公的年金には「厚生年金」と「国民保険」があり、厚生年金に加入している人(会社員や公務員)は自動的に国民年金にも加入しています。

 厚生年金の保険料は給与額によって決まり、毎月の給与から天引きされます。また、会社が保険料の半分を負担してくれるというメリットもあります。
 一方、自営業・フリーランスなどの方は国民年金に加入し、自分で年金保険料を納付する必要があります。国民年金は日本に住む20歳以上60歳未満の方であれば誰でも加入できる年金制度です。

 厚生年金に加入すると、以下の年金を受け取ることができます。

・老齢厚生年金(65歳~亡くなるまでの間に受け取れる)
・遺族厚生年金(加入者が亡くなった場合に遺族が受け取れる)
・障害厚生年金(病気や怪我によって仕事が制限されてしまった場合に受け取れる)

 国民年金と厚生年金を受け取るためには、最低10年間の年金保険料を納める必要があります。平成29年7月末までは、保険料を25年間納付しなければ年金の受給資格を得られませんでした。しかし、平成29年8月1日より保険料の納付期間が25年から10年に短縮され、満額受給ではありませんが年金を受け取れる幅が広がりました。

 次回は雇用保険についてお話しします。