席次のマナーについて イメージ

 会議や飲み会といったさまざまな機会で上座、下座といった席次を意識されると思います。席次とは座席の順序のことです。目上の方やお客さまには良い席にお座りにいただくことで、相手に失礼のないようにしたいと誰もが考えるものです。「基本は出口から一番遠い席が上座」、「会議などでは一番偉い人が中央の席に座る」、「掛け軸や絵画がある方が上座」といったイメージをみなさまもお持ちでしょう。

 応接室での対応では基本は出入口から一番遠い席が上座、近いほど下座とされていますが、景色がいい窓がある場合はその風景を楽しめる席が出入口に関わらず上座となります。椅子の種類に関しても上座、下座があり、一人用の椅子よりゆったり座ることができるソファーが上座です。さらに、ソファーにおいても、長椅子、肘掛のある一人用、背もたれのみの椅子という順に良い席とされています。

 最後に、上座下座はあくまでも席次の目安として、先方を気遣う気持ちを最優先にし、状況に応じて最適な席をご用意するように心がけましょう。