五月病の話 イメージ

 このお休みの時期、皆様いかがお過ごしでしょうか。新年度からいそがしい日々が続き、やっとひと休みできるこの時期ですが、このゴールデンウィークを過ぎると五月病になる方が少なからずいることが知られています。
 
 ゴールデンウィークの休みが続き新生活や新年度からの緊張感が切れてしまうことで五月病になってしまうきっかけになりやすいということは前からいわれてきました。五月病は放っておけば自然と治るという考え方もありますし、ある意味そちらの方が主流だったかもしれませんでした。実のところ五月病は精神医学において適応障害に分類され、悪化すると鬱病になることがあるようです。

 五月病はだれでもなりうる脳の適応の際の不調です。環境に慣れれば「自然と」直ります。(この環境に自然と慣れるところまでが気分と体調が大変苦しいわけですが。)予防、治癒の際ともに、ストレスを自分にかけすぎないようにすることがポイントです。また、自由にできる時間に、疲れを体に残さない程度に趣味を楽しむことも効果的だといわれています。ここまでは普通のやり方ですが、仕事等においては時間をうまく管理し効率よく作業を進めることでストレスを軽くしていくといったやり方もあります。

 ちなみに、五月病は「さつきびょう」とは読まないそうです。体調の不調とは無縁で毎日働き続けたいものですが、今それを言うのはナシです。後半の四日間はリフレッシュできましたか?